ディスパッチ食のチカラ(2012年05月号)
質問者:高校2年生 新体操部 女性

朝食を摂らないと太ると聞いたのですが、それはなぜですか?
さまざまな要因がありますが、主に昼食や夕食の摂取量の増加、更に血糖値が急激に上昇し、インスリンが過剰に分泌されるからです。

朝食の欠食は学生であれば学力の低下、大人であれば生活習慣病の要因となるため、健康の維持・増進や日常生活にとても大きく影響します。朝食を摂らないデメリットとして下記の2点を挙げました。

①昼食・夕食の摂取量の増加や血糖値の急激な上昇によりインスリンが過剰に分泌されて脂肪に変える
朝食を食べないと、当然お昼にはお腹が空いています。その時に食べる食事はとても美味しく、ついつい多く食べてしまいがちです。その時、急激に血糖値が上昇して、これを脂肪に変えるインスリンが過剰に分泌されて肥満が起きます。

②朝食を摂らないことによって筋肉たんぱく質をエネルギーとして利用しているため、基礎代謝が落ちて太りやすい
筋肉の減少は、体力の低下と安静時のエネルギー消費量の低下を招きます。こうしてエネルギー消費量が減るので減量をしても、また太ってしまうのです(リバウンド)。

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