ディスパッチクレーマーレポートケア編(2013年07月号)
質問者:中学校 教員 男性

熱中症のニュースを毎日のように耳にするようになりました。脱水症状に気をつけなければ熱中症にもかかりやすいと思いますが、何かサインなどあれば教えていただけますか?
これからの時期に気をつけなければならないのは熱中症です。熱中症とは、高温多湿下の環境で身体の体温調節機能が機能しない障害で、多くの要因が重なると熱中症になる可能性も高くなります。その中でも脱水症状は大きな要因です。今月は軽度~中度で見られる脱水症状のサインの例を挙げたいと思います。

・口の渇き(渇かない場合も)
・尿量減少
・濃い尿の色
・倦怠感
・頭痛
・めまい
・嘔吐
・食欲低下
・筋けいれん
・集中力低下
・苛々しやすい

いかがでしょうか?これらのサインはあくまでも目安に過ぎません。暑さや練習量に慣れていない新入生や体調を崩して練習に復帰したばかりの選手、また肥満傾向にある選手などは、知らないうちに脱水症状が進み熱中症にかかりやすい傾向にあるので特に注意が必要です。ディスパッチ2012年8月号の予防のポイントも併せてご覧いただき、熱中症の予防の徹底を図りましょう。

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