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Vol.115 2016年11月号

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スポーツ情報誌
DISPATCH Vol.115
クレーマーディスパッチ
よりよいスポーツライフのために
2016年11月号(10月14日発行)
バックナンバー


特集1身体アライメントを考える
特集2基礎体力を見直す
インフォメーション講習会報告
インフォメーション今月のピックアップ

電子版ディスパッチ2016

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身体アライメントを考える

皆さんは「アライメント」という言葉をご存知ですか? 知らない方でも、「O脚、X脚、扁平足、猫背、猿腕」といった身体の形態上の特徴を表す言葉は聞いたことがあるかもしれません。
身体アライメントとは、骨と軟骨・関節の配列のことです。過去のディスパッチでは、矢状面しじょうめんからの(横から見た際の)頭〜脊柱〜骨盤までの弯曲や、前額面からの(正面もしくは背面から見た際の)両肩の肩甲骨から上腕骨の高さの違いにより障害が起こりやすいことを説明しました。(ディスパッチVol.85 2014年5月号ディスパッチVol.92 2014年12月号参照)
身体アライメントを整えることは、高いパフォーマンスを発揮し、障害を予防する上でとても重要です。今回は下肢の身体アライメントについて、代表的なものを取り上げ、それが原因として起こりやすい外傷や障害について説明していきます。

O脚・X脚

下肢の膝関節において、外方および内方へ弯曲している状態を指します。足を揃えて膝をまっすぐにして立った状態で、大きく膝の内側に隙間ができる状態が「O脚」、逆に足関節の内側に隙間ができる状態が「X脚」です。
O脚の場合は、膝が外側に引っ張られる強さが増すために、ランニングもしくは連続ジャンプ時など膝の屈伸運動を繰り返し行うことにより、腸脛靭帯ちょうけいじんたい大腿骨外側上顆だいたいこつがいそくじょうかとで過度の摩擦が生じ、腸脛靭帯炎が起こりやすくなります。また、O脚と合併して見られることが多いのが下腿部に起こる脛骨内反けいこつないはんです。これは前額面上で外側に弯曲しているもので、脛骨内反が強いと荷重負荷における骨へのストレスも強まり、脛骨過労性障害けいこつかろうせいしょうがい(シンスプリントや疲労骨折)などが起こりやすくなります。
逆にX脚では膝の外側に圧迫が強くかかり、半月板の損傷や膝蓋大腿関節症しつがいだいたいかんせつしょう(膝関節内の上部の擦れもしくは外側へのズレ)を生じやすくなります。また、膝の外反応力が高まると、逆に内側への伸張ストレスがかかりやすいため、膝の内側に集まる筋の付着部(がそく部)に炎症を生じやすくなります。さらにコンタクトスポーツでは相手のタックルを横から受けた際に、膝に外力が加わりやすいため、関節外傷を起こす可能性が高くなります。

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ただし、O脚・X脚を評価する際、乳児から幼児の成長段階において脚の形態は変わっていくことを知っておかなければなりません。最初はO脚ですが、起立荷重に伴って3歳ごろにX脚に移行し、加齢に伴って弯曲は自然に矯正されていきます。

回内足・回外足

「回内足」は立位において、踵骨しょうこつあるいは内踝うちくるぶしが内側に過度に傾いた足を指し、逆に「回外足」は外に傾いた足を指します。ランニング時には距骨下関節きょこつかかんせつは回外位で接地し、荷重に連れて回内位となり、再び回外位となって蹴り出しを行って、衝撃吸収と重心の移動に重要な役割を果たしています。
また、距骨下関節の回内に伴い、下腿の内旋や膝の外反が起こるため、下肢全体の捻れの動きを強めてしまい、膝への負担を増加させてしまうためにランニング障害を引き起こす原因となってしまいます。
競技特性として陸上競技の走り高跳びでは、踏み切りの際に足が進行方向に対して外側を向いた状態(トゥアウト)で踏み込み、加えて回内側傾向の要素があれば、足部の過度の回内(内側につぶれた状態)がさらに起こり、足関節の内側の傷害を起こす可能性が大きくなります。

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扁平足・凹足(ハイアーチ)

「扁平足」は足の縦アーチの低下が著しく、逆に「凹足」はアーチ全体が高すぎる足を指します。足裏のアーチは石橋のアーチ構造をイメージしてもらうと分かりやすいでしょう。ランニング時やジャンプにおける荷重時の衝撃の緩和や体重移動に重要な役割を果たしています。(ディスパッチvol.97 2015年5月号参照)
扁平足の場合は衝撃吸収が上手くできないために、足部の疲労骨折やアキレス腱炎、シンスプリント(疲労性骨膜炎)などのランニング障害を起こしやすくなります。また、骨の安定性に乏しいため、筋がそのバランスを取るために緊張をしなければならず、筋と腱はオーバーユース(運動しすぎ)になりやすい状態となります。
それに対して、凹足は足部の柔軟性に乏しく、接地面積も小さいために、衝撃を吸収するクッションの役割としては不充分であり、足底筋膜炎、足背部(足の甲側)痛が起こりやすくなります。

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同じ環境で同じトレーニングを行っても、ケガをする選手としない選手がいます。もちろん、筋力や柔軟性や脂肪量なども大きく関与しますが、身体の骨格構造上の効率が悪く、疲労や痛みを生じやすいタイプや、不可抗力による外傷を受けやすいタイプがいることを認識しておく必要があるでしょう。
上記に説明をしたように、アライメントの異常で外傷や障害が起こりやすくなることが分かります。しかし、骨・関節のアライメントが正常であっても、誤った動作によって関節の捻れや着地の衝撃が大きくなったり、運動効率が悪くなって傷害に繋がる可能性もあります。それを予防するためにも、静的な骨・関節のアライメントを評価するとともに、運動時の関節運動の関連を理解して、正しい動き、使い方をすることが大事になります。


参考文献:「測定と評価(現場に活かすコンディショニングの科学)」改定増補版 山本利春著

基礎体力を見直す

試合で勝つために、または自分の記録を伸ばすために、毎日何時間も練習したり、様々な練習を試しているのにも関わらず、一向に成果が現れてこないと感じる人は多いのではないでしょうか。こんな時は、練習量や技術練習の改善ばかりに取り組むのではなく、改めて「基礎体力」の構築に取り組む必要があるでしょう。

基礎体力の重要性を理解する

スポーツを実践する上で必要となるのは、それぞれのスポーツに特化した「スポーツスキル」と、その土台となる「ゼネラルスキル」です。ゼネラルスキルとは、過去のディスパッチでも何度か紹介していますが、走る・跳ぶ・方向転換などのスポーツの基礎的な運動スキルのことを指し、今回取り上げる「基礎体力」というのは、そのさらに土台となる、筋力・持久力・柔軟性・バランス能力などを指します。
基礎体力の考え方には、日常生活で必要な基本的な体力とそれぞれのスポーツで最低限身につけておかなければいけない体力など様々な捉え方がありますが、いずれにしても、この基礎体力というのはスポーツ選手に欠かせない要素であり、その土台の上に、ゼネラルスキルやスポーツスキルを積み上げていかなければいけません。

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基礎体力とは

「体力」という言葉を整理すると、そこには「運動をするための体力=行動体力」と「健康に生活するための体力=防衛体力」という、大きく2つの考え方があります。防衛体力とは、病原菌から体を守るための免疫力や、精神的なストレスから体を守るための体力を指します。
スポーツに必要な体力(いわゆる基礎体力と言われる体力)は主に、行動体力に分類され、「基礎的運動要因」と表現されます。これらの基礎体力は、「運動を力強く、速く行うための能力」や、「運動を長く続ける能力」、「運動を調整する能力」などに細かく分類されます。

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基礎体力を高める

競技力を高めるためには、そのベースとなる基礎体力やゼネラルスキルを高めることが重要です。中高生やジュニア期の選手の基礎体力を高める上では、競技に特化した体力要素ばかりに目を向けるのではなく、発育発達パターンを理解する必要があります。
バランス能力や巧緻性などの運動を調整する能力には、神経の働きが関係しており、運動を長続きさせる能力としての持久力は、呼吸・循環器系の働きが関係しています。また、運動を力強く、速く行う筋力や瞬発力は筋肉や骨の働きに関係しており、それぞれの能力は年齢や成長過程によって発達量が異なります。
つまり、脳・神経系が発達する小学生期は、筋力や瞬発力ばかりに目を向けるのではなく、様々な動きを経験させ、バランス能力や自分の体をコントロールする能力を中心にトレーニングしていく必要があります。
そして、中学生期(12歳〜14歳)では、呼吸・循環器系が高まる時期になることから、持久系のトレーニングなど心肺機能に対するトレーニングが有効です。さらにこの時期は身長が伸びる時期でもあります。筋肉や腱が成長する以上に骨が成長し、可動域の制限が生まれる他、体のサイズも変化します。柔軟性を高めるダイナミックフレキシビリティなどを積極的に取り入れ、適切な可動域を獲得する他にも、動きの質にも着目して、正しい動作でドリルができるように適切に指導をする必要があります。
いわゆる基礎体力を高めるトレーニングには、筋力や瞬発力、持久力といった要素が中心となり、柔軟性やバランス能力、巧緻性などの取り組みが低いように感じられます。基礎体力の向上には、どれかひとつの要素に偏ることなく、発育発達を考慮しながら全面的に高めることを目指す必要があるでしょう。

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基礎体力とゼネラルスキルとスポーツスキルは歯車

スポーツスキルの基礎になるのは、ゼネラルスキル。そのゼネラルスキルの土台になるのは基礎体力です。スポーツを実践する上では、これらの要素は歯車のように密接に関係しています。スポーツスキルばかりに磨きをかけて、走る・跳ぶなどのゼネラルスキルのトレーニングをしなければ全体の歯車の動きは悪くなってしまいます。その結果、偏った技術や体になってしまい、不調や傷害を引き起こす可能性もあります。基礎体力の重要性をしっかりと理解して、秋のシーズン、さらにはその先の冬期トレーニングに取り組みましょう。

講習会報告

塩谷地区中研修 第2回体育保健研修会報告

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2016年9月15日(木)矢板市立矢板中学校
今回「中学生選手のセルフケアと傷害予防について」という内容で、体育教員29名の先生方に実技を中心とした講習会を行いました。簡単な座学の後に、身体バランスや中学生に多い成長痛を例に挙げながら、ストレッチやトレーニングを中心としたセルフケアの方法を身体を動かしながら行いました。併せて、傷害予防方法として、デニバンを使用した足首とアーチのテーピングを体験していただき、その効果を実感していただきました。

SAQインストラクター認定セミナー報告(沖縄)

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2016年9月10日・11日(土・日)/10月1日・2日(土・日)
NPO法人日本SAQ協会主催のSAQレベル1インストラクター認定セミナーが沖縄県にて開催されました。2014年に初めて沖縄県でセミナー開催してから、今年で3回目の開催になりますが、同県を中心に活動しているインストラクターの方々の活躍のおかげで毎年受講者も増えています。また、セミナーで学んだことが現場指導でも活かされているという、嬉しい報告もいただいております。
インストラクター認定セミナーの詳細については、日本SAQ協会ウェブサイトをご覧ください。

今月のピックアップ

2016数量限定モデル ウォームアップパーカー登場

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2016モデル ウォームアップパーカーが数量限定で登場!
ウォームアップや移動着など、様々な場面でご着用いただけます。「全面昇華プリント」の色鮮やかさと自由なデザインが、個性を最大限に発揮します。豊富なカラーの中からお気に入りの1着をお選びください!商品の詳細については、こちらをご覧ください。
数量限定品のため、商品がなくなり次第販売終了とさせていただきます。

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