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Vol.123 2016年7月号

スポーツ情報誌
DISPATCH Vol.123
クレーマーディスパッチ
よりよいスポーツライフのために
2017年7月号(6月14日発行)
バックナンバー


特集1股関節の特徴を知る
特集2屋内トレーニングを充実させる
〜コンディショニングトレーニング編〜

インフォメーション講習会報告
インフォメーション今月のピックアップ

電子版ディスパッチ2017

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特集1股関節の特徴を知る

スポーツをする上で重要な部位だとわかっていても、明確に動きを意識しにくいのが「股関節」ではないでしょうか。股関節を力強くそして効率よく動かすことで、大きな下肢のパワーが発揮されます。今回は股関節について理解を深めましょう。

股関節の役割と特徴

股関節は、骨盤の左右に位置して胴体と両脚を繋いでおり、体重を支える重要な役割を担ってる関節です。膝関節や足関節なども体重を支えてはいますが、その役割が最も大きいのが、この股関節であると言えるでしょう。
さらに股関節は、体重を支えながら、身体を大きく屈曲させたり、脚を前後・左右に広げたり、外側や内側に回すなど、さまざまな動作が可能な関節となっています。

1.最大の関節

股関節は人間の体の中で最も大きい関節構造となっています。単純に大きさのことだけではなく、周辺の靭帯や筋肉などの軟部組織と共に協調しあって働くという特性を持っています。

2.三軸構造

膝関節は蝶番関節という、ドアの蝶番のような動きをする二軸構造です(他動的にわずかに三次元的な運動もします)。一方、股関節は球関節という三軸構造になっています。三軸構造である関節は他に肩関節(肩甲上腕関節)もありますが、関節としては股関節の方が複雑な構造となっています。

3.支持性と三軸可動性

股関節は、三次元の運動である三軸運動を発揮しつつも、人体の体重を支えるという大変優れた機能を持っています。このことは、あらゆる角度からの負荷に耐えられることを意味しており、一定方向からの負荷に脆弱な二軸構造と比べると、その強度には大きな差があります。

4.最も「意識しにくい」関節

一般的に意識しやすい部位というのは、視覚・触覚で捉えられるところです。股関節は周囲を分厚い組織に囲まれ、身体の深部に位置しているため、直接見ることも触れることも難しいため、人体の中では非常に意識しにくい部位となっています。最も強力で重要な関節の1つであるにも関わらず、最も意識しにくい(=繊細に感じにくい・動かしにくい)のが股関節なのです。

股関節の構造

股関節付近の骨盤には、おわん型のへこみ(寛骨臼窩かんこつきゅうか)があり、大腿骨のピンポン玉状の先端部(大腿骨頭)が収まるような形で繋がっています。どちらの表面も軟骨組織で覆われ、スムーズに「歩く」「走る」「座る」「あぐらをかく」といった動作を可能にしています。
股関節には、普通に歩くだけでも体重の3〜4倍の力がかかると言われています。この力を支えられるよう、股関節には、大腿骨頭を寛骨臼窩へ繋ぎ止めておく靭帯や筋肉が数多く付着しています。多くの筋肉や腱などで全体を覆われているため、安定性を保ったままその方向へ動かすことができるのです。

しかし、肩関節に比べ可動範囲が狭いという特徴もあります。肩関節はぐるぐると回すことができますが、股関節を同じように回すことはできません。工夫した運動を通じて、股関節の可動範囲を広げることが、運動能力の向上にも繋がっていきます。

股関節の機能

股関節の基本的な動きは、屈曲・伸展、外転・内転、外旋・内旋の動作ですが、単一方向で動くことはほとんどなく、2つ以上の運動が複合されて動いています。例えば、身体方向に対して横にハードルを越える動作(右脚が前の場合)は、屈曲と外転が組み合わされた複合運動となります。股関節の機能を高めるには、単一の可動域だけで強化するのではなく、プラスして複合運動の筋力と可動域が必要です。
競技特性(器械体操、新体操、フィギュアスケート)においては、基本の関節可動域を超えた柔軟性が必要ですが、スポーツ選手は最低でも基準の可動域を保持しておく必要があります。

股関節の周囲には、多くの腱が集まっており、さらに大腿動脈という下半身へ血液を送る太い動脈、多くのリンパ節、そして太い神経が通っています。股関節周辺が固まってしまうと、血管やリンパを圧迫し流れが悪くなってしまうため、疼痛や冷え性、痺れなどが起こる可能性があります。また、本来自由に動くべき股関節の動きが制限されてしまうと、膝痛や腰痛を引き起こすこともあります。
このようにならないためには、股関節の柔軟性を高めて、流れの良い大きな動きができるようにすることが重要です。屈曲・伸展、外転・内転、外旋・内旋の動きでストレッチを行いましょう。
また、股関節の筋力を向上させることも必要です。股関節の動きを高めるダイナミックフレキシビリティを取り入れ、股関節を力強く効率よく動かせるよう意識して行いましょう。

特集2屋内トレーニングを充実させる
〜コンディショニングトレーニング編〜

過ごしやすい春が終わると、夏に向けて徐々に気温が上がるとともに梅雨がやってきます。この時期の屋内トレーニングを充実させるヒントとして、ディスパッチVol.111(2016年7月号)では主に基礎体力を向上させるメニューを紹介しました。競技パフォーマンスを高めるためには、土台となる基礎体力の向上はもちろんのこと、それらの体力要素を競技で必要とされる「動き」に繋げるためのトレーニングを行わなければなりません。(ディスパッチVol.114 2016年10月号参照)
今回は、屋内トレーニングのコンディショニング編として、限られたスペースの中でもできる、加速や方向転換などのSAQトレーニングをご紹介します。

トレーニング実践

今回ご紹介するトレーニングは、「その場→移動」、「1方向→多方向・方向転換」、「プログラムされた動き→ランダムな動き」というように漸進性を考慮して段階的に負荷を変化させています。トレーニングの内容は、競技特性や各ポジションの特徴、選手の能力に合わせて、様々な方法へと変化をさせることが可能です。段階的にトレーニングを進めていく中で、難易度や負荷を調整しながら行いましょう。
また、一つ一つの動きを丁寧に取り組むとともに、スポーツの動きのリハーサルという意識を持って行いましょう。

1.ウォールドリル

スピードトレーニングの中でも、特に加速局面の姿勢の保持や走動作の獲得を目的にしたトレーニングです。
a.壁に手をつき、地面をしっかり押すイメージで踵は少し浮かせます。頭から踵までが一直線になるよう姿勢を保持します。
b.片方どちらかの脚を上げます。腿からつま先で「Z」の形ができるように、つま先を引き上げ、踵は腿の中央の下にくるようにしましょう。膝だけの動きにならないように股関節を使って動かします。
c.壁を押し出していくようなイメージで地面を押しながら、左右の脚を入れ替えます。膝やつま先が外に開いたガニ股にならないように注意します。
d.ゆっくりとした動きから始めて姿勢、動きを確認し、徐々に脚を入れ替えるスピードを上げてみましょう。

2.4方向スタート

パワーポジションの姿勢から、前方、左右、後方へとスタートします。
地面を押してスタートするとともに、1のウォールドリルの姿勢を確認して、スタート時の姿勢で背中が丸くなったり、接地でブレーキをかけないように注意しましょう。

3.2点間ドリル

前方へダッシュで移動し、後方へはバックランで移動します。加速〜減速〜方向転換〜加速…の一連の流れがスムーズになるよう、方向転換時のバランスや姿勢が崩れてしまわないように注意しましょう。
※移動は、ダッシュ、サイドステップ、バックランなど様々な動きを組み合わせて行うことができ、方向転換の動作もターンやスピンなどスポーツの動きに合わせてアレンジできます。

4.2点間ドリル→リアクション

選手は2点間をダッシュ、バックラン(またはサイドステップ)で移動し、指示者の合図に合わせて方向を切り換えます。
音や声を使った聴覚刺激、手やボールなどを使った視覚刺激、またはそれらを組み合わせたりと、それぞれの競技でどのような刺激に反応して動くのかを考慮して行いましょう。


[動画がご覧いただけます]

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コンディショニングトレーニングは、それぞれの競技やポジションに必要な体力要素や動きを理解し、目的と方法を合わせたトレーニングを行うことが重要です。また、安全にトレーニングを行うためにも、まずは自分でコントロールできる動き、スピードから始めるとともに、トレーニングを行う環境(地面や周りの障害物、器具の管理など)にも気を配って実践しましょう。

講習会報告

青森県教育委員会主催 ジュニアアスリート育成セミナー報告

2017年5月13日(土) 新青森県総合運動公園マエダアリーナ
青森県では、未来のトップアスリートの育成に向け、県内の小学校4年生から6年生の運動能力が高い子ども達を対象にスポーツ科学を活用した様々な育成プログラムを実施しています。その中の「身体能力開発プログラム」においてSAQトレーニングが取り入れられ、今回は走力向上をテーマにラダーやマイクロハードルのトレーニングを行いました。将来、この事業で育った子ども達が日本を代表するアスリートとして活躍できることを楽しみにしています。

第12回ジュニア指導者クリニック開催のお知らせ


2017年7月30日(日) 大東文化大学 板橋キャンパス
NPO法人 日本SAQ協会主催「第12回ジュニア指導者クリニック」が開催されます。SAQトレーニングの原点は、ジュニア期における運動の重要性と“遊び”にあります。今回のジュニア指導者クリニックでは、国内外からジュニア指導の専門家をお招きし、ジュニア層への正しい指導の重要性と具体的方法をお伝え致します。教育現場やジュニアスポーツの現場で指導に携わっている方々にオススメです。本セミナーの詳細や申込み方法につきましてはこちらをご覧ください。

今月のピックアップ

2017限定モデル Challenge Tシャツ登場

夏の地区大会や全国大会の出店会場にて、「2017年限定モデル Challenge Tシャツ」を数量限定で販売します。「全面昇華プリント」によって可能となった色鮮やかなデザインの中から、お気に入りの1着をお探しください!商品やデザインの詳細はこちらをご覧ください。

※数量限定のため、商品がなくなり次第販売終了とさせていただきます。
※商品は各大会会場のクレーマージャパン出店ブース限定販売品となります。
※出店ブースによって取扱商品やサイズが異なりますことを予めご了承ください。

問い合わせ先 TEL 048-527-1977 営業時間 9:00-17:00(土日祝休)

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