ディスパッチクレーマーレポートトレーニング編(2011年12月号)
質問者:高等学校 テニス部顧問 男性

来年に向けて冬期練習に入ったのですが、反応の悪い選手が多く、早く改善したいと考えています。どのようなトレーニングがあるのかやり方を教えてください。
反応とは、刺激に気付き、その刺激を判断することであり、今起きていることを認識することです。人が生活や動く上でも重要な要素です。「クイックネス」とは、刺激に反応し、速く動く能力を指していますが、この反応能力は、クイックネスの要素の一つです。

私たちは、刺激と言う情報(サイン)を得て様々な行動をとります。例えば、目覚まし時計の音で「朝だ」と認識する、外が暗くなってくると「夕方だ」、真っ暗になると「夜だ」と認識するのです。

刺激は、いわゆる「五感…視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚」と言われる高性能な感覚が働き感じ取り反応するのです。この能力は段階的なトレーニングをすることで改善・向上させることができます。

今回は「クイックネストレーニング」の中から二人で行える反応時間を短縮するやり方を、例にあげてご紹介します。

●視覚刺激に反応するトレーニング
例1) 相手の開いた手と同じ方の手を開きます。
例2) 相手の開いた手と反対側(対角側)の手を開きます。

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●聴覚刺激に反応するトレーニング
例3) 後出し足ジャンケン(相手に勝つ)
例4) 後出し足ジャンケン(相手に負ける)

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●触覚刺激に反応するトレーニング
例5) 背面から相手に肩をたたかれて、右肩は右(左肩は左)へ動く
例6) 背面から相手に肩をたたかれて、右肩は左(左肩は右)へ動く

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